歯周病 本文へジャンプ


歯周病について



 歯周病は、以前は歯槽膿漏と呼ばれ歯を支える歯肉、歯根膜、歯槽骨に炎症を起こす病気です。

 歯と歯肉の間は正常で2mmの歯肉溝という間隙があり、ここに食べカスが残ると細菌が付着しプラーク(歯垢)となり、長時間停滞すると細菌が増殖して毒素を出すようになり、『歯肉炎』が起こります。
歯肉炎になると、歯を磨く時やリンゴを噛んだ時に出血することがあります。
また、歯肉は歯から剥がれ歯肉溝が深くなり『歯周ポケット』が形成されます。
この時期は出血しやすくなりますが、歯槽骨は吸収されてません。
食生活の改善、ブラッシングなどによって元の健康な状態に戻ることも期待できます。

 
炎症がさらに深く進むと歯周ポケットも大きくなり、簡単なことで血が出たり、膿が出たりします。I線写真で見ると、歯槽骨や歯根膜(歯周靭帯)が破壊されていることが判ります。
この状態を『歯周炎』といい、ここまで来るとブラッシングでは治りません。専門家の手が必要です。

歯周病のレーザー治療




歯の表面及び歯ぐきの中の歯石を除去しても歯ぐきの状態が改善されない場合に行います。

歯周ポケットが3〜6ミリの場合、歯肉の内面のみをレーザーで切除します。

歯周ポケットが6ミリ以上の場合、炎症を起こしている歯肉(赤く腫れている部分)をレーザーで切除します。
術後は、2,3日の間傷口の痛みを和らげる薬でパックします。

従来はこの様な手術はメスを使用していましたが、レーザーにより、痛みや出血も無く短時間で済む様になりました。